効率的に内臓脂肪を減らす運動と食事方法

内臓脂肪を減らすだけなら普通のダイエットでも可能ですが、効率的に内臓脂肪を減らしたいならダイエット方法に工夫が必要です。

効率的に内臓脂肪を減らす運動と食事方法を解説します。

男性は内臓脂肪が、女性は皮下脂肪が付きやすい

男性がぽっこりお腹(内臓脂肪)に悩む人が多いのに対して、女性はお腹の脂肪よりも下半身太りに悩む人の方が多いです。

その理由は、体質的に男性の方が内臓脂肪が付きやすく、女性の方が皮下脂肪が付きやすいからです。

ただし、女性も年齢を重ねるごとに(特に中年以降は)内臓脂肪が付きやすくなります。

内臓脂肪を減らすには運動?食事制限?

基本的に、内臓脂肪を減らすにはごく普通のダイエットをすればOKです。

例えば、食事制限で摂取カロリーを減らして体脂肪率を下げれば、内臓脂肪も自動的に減っていきます。

ただし、食事制限で減っていくのは内臓脂肪と皮下脂肪の両方です。内臓脂肪ばかりが集中的に減っていくわけではありません。

そこで、運動を行う必要が出てきます。

運動を行っても内臓脂肪と皮下脂肪の両方が減っていくのは同じですが、食事制限よりも運動の方が内臓脂肪が減る割合が大きくなります。

なぜ運動は内臓脂肪が減りやすいのか?

運動を行うと内臓脂肪が減りやすい理由は、運動を行う時に使用するエネルギーが内臓脂肪から持ち出されやすいからです。

内臓脂肪と筋肉には、エネルギーを交換するメカニズムがあります。運動をすれば筋肉を使うことになり、筋肉を使う時に内臓脂肪を消費するわけです。

特に男性はそうですが、運動をしなければすぐに内臓脂肪が付きます。ぽっこりお腹の原因の大部分は運動不足なのです。

内臓脂肪は蓄積しやすいので運動しなければすぐに増えますが、逆に運動をすればまっ先に落ちていきます。

内臓脂肪を減らすには食生活の改善も必要

運動の方が内臓脂肪が減りやすいとは言え、本格的に内臓脂肪を減らすには食生活の改善も必須です。なぜなら、運動だけで痩せるには限界があるからです。

というより、はっきり言えば運動だけで痩せるのは非常に困難です。

例えば、ぽっこりお腹に悩む人が30分間ウォーキングをしたとしましょう。消費できるカロリーは68kcalにすぎません。(体重65キロの場合)

ジョギングを20分間行った場合も136kcalくらいしかカロリー消費できません。

体脂肪を1キロ減らすには7200kcal消費しなければならないので、運動で100kcalくらい消費してもそう簡単には体脂肪が減っていかないのです。

食事制限の場合は、例えばご飯を1膳抜けば235kcalのカロリー制限ができます。運動よりも食事制限の方がダイエット効果が大きいのです。

内臓脂肪が減りやすい食事方法ってある?

内臓脂肪を減らす食事方法をよく見かけますが、そういった方法はたいてい医学的根拠に乏しく、効果がないものが多いです。

例えば、「キャベツを食べることが内臓脂肪を減らすのに役立つ」などの食事方法です。

キャベツを食べて食物繊維を摂取すれば、食物繊維が腸の中で食べたものの脂肪を吸着して、体外に排出させるなどと言われたりします。

もし食物繊維に脂肪を体外に排出させる効果が本当にあるなら、(自分の意志に反して便が漏れるほどの)ひどい下痢になります。

キャベツを食べても下痢になるわけではないので、キャベツに特別なダイエット効果はない、ということになります。

また、トウガラシなどの辛い食べ物に脂肪燃焼効果があると言われたりしますが、辛い食べ物を食べたからといってカロリーが消費されるわけではありません。

辛い食べ物を食べると汗が出るのは、味覚性発汗という体の反応の1つです。恐怖体験をした時に冷や汗をかくのと同じような現象です。

汗が出ることは脂肪が燃焼した証拠にはならないのです。

ちなみに、カプサイシンのダイエットサプリにも痩せる効果はありません。

このように、「○○の食べ物や成分には内臓脂肪を減らす効果がある」という話には、たいてい医学的根拠がないものばかりです。

結局、内臓脂肪を減らすにはカロリー制限が必須なのです。

「効率的に内臓脂肪を減らす運動と食事方法」のまとめ

内臓脂肪を効率的に減らしたいなら、基本は食事制限で体脂肪率を下げていく必要があります。そして、余裕があれば有酸素運動も行えればなお良いです。

また、「トマトには脂肪を燃焼させる効果がある」などといった医学的根拠に乏しい話を信じないことです。

そういった食べ物のダイエット効果の解説は間違いが多いばかりか、カロリーがある食品であれば逆に内臓脂肪を増やしかねないからです。