コーヒーダイエットに効果はない?飲み方と効果の詳細

コーヒーダイエットの効果とは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸とカフェインの脂肪燃焼効果によるものです。コーヒーを飲むと脂肪が燃焼するというわけですね。

では、コーヒーを飲むだけで痩せられるのでしょうか?

コーヒーを飲んだ後に運動を行わないとダイエット効果が出ない、などの決まりがコーヒーダイエットのやり方にはあるのでしょうか?

また、インスタントコーヒーと缶コーヒー、ドリップコーヒーの違いでダイエット効果に差が出ることはあるのでしょうか?

コーヒーダイエットのやり方と効果を解説します。

コーヒーダイエットは飲むだけで痩せられる?

コーヒーには脂肪燃焼効果があるとのイメージが一般的ですが、コーヒーダイエットは飲むだけで痩せられるのでしょうか。

コーヒーにはクロロゲン酸とカフェインが含まれています。

クロロゲン酸とカフェインは摂取するだけで脂肪が燃焼する成分ではありますが、カフェインはむしろ運動と併用して効果を発揮させる成分だと言えるでしょう。

コーヒーが含むクロロゲン酸の効果は?

クロロゲン酸はコーヒーに含まれるポリフェノールであり、食後の血糖上昇の抑制作用とともに、脂肪燃焼効果があると言われている成分です。

コーヒーをよく飲む人の間では、糖尿病の発症リスクが低くなる傾向があると言われています。

しかし、脂肪燃焼効果に関しては、明確に効果があるとは断言できないかもしれません。

カフェインの効果は?

カフェインには利尿作用、覚醒作用、強心作用などの効果があります。

カフェインの脂肪燃焼効果に関しては、効果が小さく、摂取するだけで痩せるほどのダイエット効果はありません。

カフェインのもう1つの効果は、脂肪を分解させる働きです。しかし、脂肪が分解されても運動で消費しない限りは、再び脂肪組織に吸収されます。

カフェインを摂取した後に運動をして、初めて効果を発揮するのです。

コーヒーダイエットでどれくらい痩せられる?

コーヒーのダイエット効果について、公的機関の11の試験結果があります。

「コーヒー摂取量はメタボリックシンドロームのリスク低下と関連が認められたが、試験によるバラツキが大きかった」

要するに、コーヒーにダイエット効果が認められた試験結果もあれば、ダイエット効果が認められなかった試験結果もあるということです。

コーヒーのダイエット効果を過信するべきではないのでしょう。

コーヒーを飲むタイミングについて

コーヒーは食後に飲んだ方が痩せる、入浴前に飲んだ方が痩せる、など飲むタイミングによってダイエット効果に違いは出てくるのでしょうか。

カフェインに脂肪分解効果があるという前提なら、運動前に飲むと良いでしょう。それ以外のタイミングに飲んでも効果に違いはありません。

なお、ホットコーヒーとアイスコーヒーの違いでダイエット効果に差は出ません。

コーヒーを飲むと血行が悪くなる

コーヒーが含むカフェインには「血行を良くする働きがあり、血液循環が良くなって基礎代謝が上がる」「冷え性や肩こり、むくみが改善する」と解説するサイトも多いです。

しかし、真実は正反対です。

カフェインには血管収縮作用があり、血管が収縮れば血行が悪くなります。要するに、コーヒーを飲むと血行が悪くなるということです。

よって、コーヒーを飲むと冷え性には逆効果になる、と言えます。

コーヒーダイエットが肥満の原因にも

コーヒーにダイエット効果があると信じて、砂糖入りのコーヒーやミルク入りのコーヒーを飲めば逆に肥満の原因になってしまいます。

上記の通り、コーヒーダイエットの効果はあってないようなものですが、コーヒーに砂糖やミルクを入れてカロリーを摂取すれば確実に太ってしまいます。

コーヒーに砂糖8g(32kcal)とコーヒーフレッシュ1個(14kcal)を入れれば、46kcalも摂取してしまいます。

もし、コーヒーを飲むことで0.01kcalのカロリー消費が行われるとすれば、45.99kcal分の体脂肪を付ける結果になります。

よって、コーヒーはブラックで飲まないと意味がないのです。コーヒーダイエットを意識して缶コーヒーを飲む場合も、ブラックコーヒーを選ぶべきですね。

コーヒーに豆乳を入れて飲むアレンジも口コミであるようですが、豆乳の摂取カロリー分だけ太ることは頭に入れておく必要があります。

コーヒーに甘みを付けたいなら、砂糖よりもオリゴ糖を入れた方が、便秘改善効果を期待できるのでよいかもしれませんね。

コーヒーの焙煎・抽出方法とクロロゲン酸の量

コーヒーは焙煎方法や抽出方法によって、クロロゲン酸の量に違いが出ます。

クロロゲン酸のダイエット効果はあってない程度のものだとは言え、クロロゲン酸の摂取が糖尿病の発症リスクを低下させる傾向にあるのも確かなことです。

また、クロロゲン酸はポリフェノールの一種なので、抗酸化作用も期待できます。

コーヒーの生豆にはクロロゲン酸が4.5~6%含まれていますが、焙煎することによりクロロゲン酸量が減少します。

浅煎りで約60%、中煎りで60~70%、深煎りで91~99%が消失します。

よって、クロロゲン酸の摂取を重視するなら、ドリップコーヒーでは浅煎り豆を使用した方がよいでしょう。

コーヒーメーカーで抽出する温度に関して、「85度」「90度」「95度」の3通りの抽出温度でクロロゲン酸の抽出量にほとんど差は出ないようです。(95度が若干多い。)

しかし、クロロゲン酸は熱に不安定な成分なので、低めの温度で抽出した方がよいかもしれません。

ドリップコーヒーとインスタントコーヒー、缶コーヒーの違いによるクロロゲン酸量に関しては、次の通りです。

※100ml中のクロロゲン酸量

・ドリップコーヒー=35~115mg
・インスタントコーヒー=15~25mg
・缶コーヒー=10~45mg

ドリップコーヒーのクロロゲン酸量の数値にばらつきが大きい理由は、短時間で抽出(少ない)するのと時間をかけて抽出(多い)するので溶け出す量に差が出るからです。

「コーヒーダイエットに効果はない?飲み方と効果の詳細」のまとめ

コーヒーのダイエット効果が世間一般では誇張され気味ですが、公的機関の11の試験結果においては「効果があった」「効果がなかった」と結果にばらつきがあります。

よって、基本的にはコーヒーを飲んでもダイエット効果は期待できない、おまじない程度のダイエット方法だと考えておいた方が無難です。

ダイエッターの方で脂肪燃焼効果を重視するなら、コーヒーを飲んだ後に運動を行った方がよいでしょう。

また、コーヒーを飲むと食欲が収まる人も多いので、食事制限時の食欲抑制手段の1つとしてコーヒーを飲むのもありかもしれませんね。