お酢にダイエット効果はない。体への悪影響とは?

お酢のダイエット効果で知られているのは脂肪燃焼効果です。お酢に含まれるクエン酸とアミノ酸が脂肪の燃焼を促進させるというものです。

しかし実際は、お酢にはダイエット効果がありません。それどころか、お酢をダイエットのつもりで飲んでいると、体に悪影響を与えてしまいます。

お酢のダイエット効果の根拠は?

お酢に含まれているクエン酸とアミノ酸にダイエット効果があると言われています。

まずクエン酸ですが、お酢を飲んでクエン酸を補うことで脂肪燃焼効率が高まると言われています。クエン酸サイクルの働きを活性化させるという理由からです。

クエン酸サイクルとは、ミトコンドリア内で行われるエネルギー代謝の主要なしくみのことです。

「アセチルCoA+オキサロ酢酸」がクエン酸に変換され、さらに9回の変換を経てATP(体が利用できる唯一のエネルギー)を生み出します。

お酢でクエン酸を補えば、「アセチルCoA+オキサロ酢酸」の過程を飛ばすことができるので脂肪燃焼効率が高まるという論理です。

しかし、体のしくみとしては、クエン酸を補えばもう1つのエネルギー代謝のしくみである解糖系のエネルギー生産を抑制してしまいます。

よって、クエン酸に脂肪燃焼効果があるどころか、逆に脂肪燃焼効率を下げてしまうわけです。

また、アミノ酸は補えば脂肪が燃焼するというような成分ではありません。運動しながらアミノ酸(たんぱく質)を補えば筋肉量の増加に役立つ、という成分です。

運動せずにアミノ酸を補っても意味がないし、お酢に含まれるアミノ酸量では筋肉の材料としても足りなすぎます。

結論として、お酢にはダイエット効果がなく、お酢を飲んでクエン酸とアミノ酸を補ってもダイエットには何の意味もないということです。

お酢の血糖値を抑制する効果について

お酢には血糖値の上昇を抑制させる効果があり、食事中にお酢を飲むと血糖値の急激な上昇が抑えられる(=体脂肪が付きにくくなる)と言われています。

お酢の血糖値を下げる効果は本当ですが、それによって体脂肪が付きにくくなるというのは間違いです。

この観点からも、お酢のダイエット効果は否定されます。

また、お酢には食欲を増進させる効果もあり、お酢を飲むことで食事の量(摂取カロリー)が増えてしまえば本末転倒です。

お酢は虫歯の原因になる

お酢は1回の食事で10mlの摂取量(食事中または食後)、1日に3回摂取するタイミングが良いなどと言われますが、お酢は虫歯の原因となるので注意が必要です。

お酢は酸性の食品で歯を溶かすからです。黒酢ダイエットなんて考えながら毎日黒酢を飲み、歯がぼろぼろになった人も大勢います。

それでもお酢を飲みたければ、お酢を飲むタイミングを気にするよりも、飲んだ後に口をゆすいで虫歯を防ぐ観点の方がはるかに重要です。

「お酢にダイエット効果はない。体への悪影響とは?」のまとめ

お酢を飲んだからといってダイエットに役立つわけではなく、逆に虫歯の原因になるという悪影響を体に及ぼしてしまいます。

ダイエット目的でお酢を飲むのは何の意味もないのです。