EMSにダイエット効果はない。筋トレ効果(筋肉痛)は錯覚

EMSのダイエット効果は限りなくゼロに近いです。EMSは消費カロリーがゼロに近く、さらに基礎代謝も全く上がらないからです。

EMSにダイエット効果を期待できない理由を説明します。

EMSの消費カロリーはほぼゼロ

ダイエット効果を計る指標は消費カロリーですが、EMSの消費カロリーは実質的にゼロと言っても過言ではありません。

消費カロリーがゼロなら体脂肪が全く減りませんね。

EMSを何時間も使用し続ければ、飴一個分のカロリー(16kcal)くらいは消費できるかもしれません。

しかし、EMSを15分や30分使用したくらいでは、1kcalも消費しないでしょう。

EMSで筋肉は鍛えられない

EMSは筋肉を鍛えるためのダイエット器具ですが、家庭用の安いEMS(数万円程度)を使用しても、周波数の問題などから筋肉は全く鍛えられません。

「1回30分で腹筋200回分の運動量」「20分で400回の腹筋運動の効果」などはEMSの代表的な宣伝文句ですが、あれは嘘です。

お腹にEMSのパッドをあてても腹筋効果なんてほぼ期待できないし、腹筋200回分の消費カロリー(およそ110kcal)なんて到底期待できません。

EMSの筋トレ効果は錯覚

EMSを使用して筋トレ効果があると実感するのは、筋肉痛になるからでしょう。

筋トレの場合は筋肉痛になれば「筋肉に効いている」と感じるので、EMSで筋肉痛になった場合もそう感じるのでしょう。

しかし、EMSによる筋肉痛と筋トレによる筋肉痛は内容が全く異なります。

EMSで電流を流して筋肉を刺激すると、筋細胞に融解や壊死(横紋筋融解症)が起こる場合があります。

この筋肉の融解や壊死による筋肉痛を、筋トレの筋肉痛と同じだと錯覚しているわけです。

ちなみに、EMSの電流刺激で筋細胞に融解や壊死が起これば、それを原因として急性腎不全を引き起こす可能性もあります。

よって、「筋肉痛になっているからEMSの筋トレ効果を実感できている!」なんて単純に考えて良いものでもないわけです。

EMSで部分痩せはできない

太もも痩せしたいからEMSを太ももに使う、二の腕痩せしたいからEMSを二の腕に使用する。あるいは、お腹痩せしたいからEMSをお腹に使用するなど。

エステでもこんな感じでEMSを使った施術が行われていますが、EMSで部分痩せすることはできません。というより、体の構造上、部分痩せはできないのです。

エステで「最新のEMS機械なので部分痩せ可能」などと言われても、脂肪吸引でもしない限り人の体は部分痩せできないしくみになっているので注意が必要です。

EMSを使うメリットは何?

一般の健康な人にとって、EMSを購入して使うメリットはほぼないでしょう。

しかし、入院で長期間寝たきりになった患者が、回復のためのリハビリの一環としてEMSを使うのは多少のメリットがあると言えます。

例えば、EMSを運動療法の補助(寝たきりの人に対して)、痛みの治療(EMSの鎮痛効果)などに使用する場合はメリットがあるということです。

「EMSにダイエット効果はない。筋トレ効果(筋肉痛)は錯覚」のまとめ

EMSのメリットや選び方、おすすめのEMSを紹介するサイトは多いですが、はっきり言ってEMSにはダイエット効果が全くありません。

また、EMSの筋トレ効果だと思っている筋肉痛も、実は横紋筋融解症(筋肉の融解や壊死)という急性腎不全につながりかねない症状の可能性もあるのです。

高周波ほどダイエット効果が高いなどと考えていれば、痛い目を見るかもしれません。