腹筋のダイエット効果を上回るお腹痩せ方法

お腹痩せには腹筋ダイエットが効果的だというイメージがありますが、実は腹筋はダイエット効果が低く効率的なお腹痩せ方法だとは言えません。

腹筋のダイエット効果が低い理由、腹筋を上回るお腹痩せ方法を解説します。

腹筋で部分痩せできない事実

お腹痩せダイエットで真っ先に腹筋を思い浮かべる理由は、お腹の局部的な運動によってお腹の脂肪を効率的に減らせるという考えにあるのだと思います。

しかし、人間の体は部分痩せできないしくみなので、腹筋をしてもお腹の脂肪が優先的に減るわけではありません。

実際には、腹筋のようなお腹の局部的な筋肉を使う運動をしても、全身の脂肪が平均的に落ちる結果となります。

「お腹の贅肉、下腹の脂肪を落としたいから腹筋をする」という考えは間違いなのです。

腹筋は消費カロリーが少ない運動

次に、腹筋が消費カロリーの少ない運動である点が問題になります。

体重60キロの人が腹筋を1回やった時の消費カロリーは0.55kcalです。腹筋を20回やっても11kcalしか消費しないわけです。

11kcalを体脂肪に換算すると1.5gです。

その1.5gの体脂肪がお腹から優先的に落ちるのであれば腹筋をやる意味は少しありますが、体全体の脂肪から1.5gが平均的に落ちることになります。

そうなると、お腹の脂肪が全く落ちないに等しいレベルです。

腹筋回数を50回に増やしたとしても、消費カロリーは27.5kcalに過ぎません。腹筋を50回もやるのはかなり辛いですが、お腹は全く痩せないのです。

腹筋運動でお腹の腹筋は割れない

「お腹の腹筋を割りたいから腹筋運動をしよう」と考える人は多いと思いますが、メタボなお腹の人が腹筋運動を毎日100回やってもお腹の腹筋は割れないでしょう。

なぜなら、いくらお腹の腹筋を鍛えても、筋肉の上に脂肪が乗っかった状態のままでは腹筋が割れたようには見えないからです。

実を言うと、お腹の腹筋は最初から誰でも割れています。割れた腹筋の上に脂肪が乗っかっているから、腹筋が割れたように見えないだけなのです。

だから、お腹の腹筋を割る最も効率的な方法は、お腹の脂肪を落とすダイエットです。お腹の脂肪さえ落ちれば、腹筋は自然に割れて見えるのです。

EMSで腹筋は鍛えられない

EMSの電流刺激を流して腹筋を鍛えるダイエット器具がありますが、EMSで腹筋を鍛えることはできません。

また、EMSによる消費カロリーもないに等しいレベルなので、体脂肪を減らす効果もなく、ダイエット効果はほぼゼロです。

「EMSで筋肉痛になったから筋肉に効いている」と誤解している口コミもありますが、EMSで筋肉痛になるのは、通常の筋トレによる筋肉痛とは異なります。

EMS電流で筋細胞に融解や壊死(横紋筋融解症)が起こり、筋肉痛になるのです。横紋筋融解症は、急性腎不全を引き起こす可能性もある危険な症状でもあります。

お腹周りの脂肪を減らすダイエット方法は?

お腹周りの脂肪を効率的に減らすダイエット方法とは、具体的に言えば、食事制限と有酸素運動です。

なお、筋トレは消費カロリーが少ないので、ダイエット効果は低いです。

食事制限と有酸素運動で優先するべきなのは、食事制限です。なぜなら、運動よりも食事制限の方がダイエット効果が大きく、体脂肪率を下げるには効率が良いからです。

お腹痩せに即効性を求めるなら食事制限を、ゆっくりでもよいので健康的に痩せたければ有酸素運動を重点的に行うと良いですね。

ただし、一番良いのは食事制限と有酸素運動を併用することです。

食事制限は体全体の体脂肪率を即効で落とす効果はあるけど、内臓脂肪ばかり落とせるわけではありません。(皮下脂肪と内臓脂肪の両方が平均的に落ちます。)

有酸素運動は内臓脂肪を優先的に減らせるというメリットがありますが、運動の消費カロリーだけで痩せるのは、はっきり言って至難の業です。

どちらにも一長一短があるので、食事制限と有酸素運動は併用した方が良いわけです。

脂肪を効率よく燃焼させる運動方法ってある?

運動で脂肪燃焼効率を決める要素は、消費カロリーだけです。運動強度が高くて消費カロリーが多い運動ほど多くの脂肪が燃焼します。

有酸素運動のダイエット効果に関して、次のようなことが説明される場合があります。

・有酸素運動は20分以上行わないと脂肪が燃焼しない。⇒ 実際は、20分以下でも脂肪は燃焼します。極端に言えば、30秒の運動でも脂肪は減るのです。

・心拍数が最大心拍数の70%になる運動負荷を体にかける時、脂肪燃焼効率が最大になる。⇒ 運動強度が高い(消費カロリーが多い)ほど脂肪燃焼効率が良いのであって、心拍数と脂肪燃焼効率には何の関係もありません。

痩せる有酸素運動ってどれ?

有酸素運動のダイエット効果は消費カロリーなので、消費カロリーが多い有酸素運動ほど痩せる運動だと言えます。

また、ランニングのように運動強度が高い運動だと時間当たりの消費カロリーは多いですが、短時間で息が切れて続けられないなら意味がありません。

運動が苦手な人なら、ジョギングを5分間行うだけでも辛いですね。

それならむしろ、スロージョギング(歩く速度で走るジョギング)やウォーキングを長時間行った方が消費カロリーは多くなります。

「消費カロリー=運動強度×運動時間」だからです。

意外な運動として、女性や主夫の方なら家事が挙げられます。

※家事1時間当たりの消費カロリー(体重60キロの人の場合)

・床磨き=176.4kcal
・風呂掃除=176.4kcal
・掃除機で掃除=157.5kcal
・料理や食材の準備・片付け(歩行)=94.5kcal
・洗濯物を洗う、しまう=63kcal

ウエストの脂肪が気になる、痩せにくい体質に悩んでいるなら、家事を積極的に行ってカロリー消費していくと体脂肪率を下げられます。

下腹対策には便秘改善方法も取り入れる

下腹の贅肉が気になる場合、内臓脂肪と皮下脂肪、便秘が原因として挙げられます。

内臓脂肪と皮下脂肪が下腹ポッコリの原因になるのは当然ですが、便秘で大腸に便がたまっていても下腹がポッコリする場合もあります。

便秘の原因は腸内環境の悪化なので、便秘改善方法は食物繊維が多い食べ物を積極的に摂取するよいでしょう。また、オリゴ糖も腸内環境を整えるには効果的な食品です。

「腹筋のダイエット効果を上回るお腹痩せ方法」のまとめ

お腹痩せ方法として、腹筋は全く効果がありません。

お腹が痩せるダイエット方法とは内臓脂肪と皮下脂肪を減らせるダイエット方法であり、具体的には食事制限と有酸素運動です。

言うまでもありませんが、お腹の脂肪を落とすサプリや漢方は効果がありません。食事制限と有酸素運動でのみ、お腹痩せは実現できるのです。